著名投資家ビル・ミラー氏の関連ファンド、グレースケールのビットコイン投資信託を検討

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GBTCに新たな機関投資家投資家か

米大手投資顧問会社「Miller Value Partners」のバリューファンド「Miller Opportunity Trust」がグレースケールの仮想通貨ビットコイン投資信託(GBTC)に投資する可能性が浮上した。

Miller Value Partnersは米著名投資家ビル・ミラー氏が運営する企業で、Miller Opportunity TrustがSEC(証券取引委員会)に提出した書類によると、「ファンドはGBTCを通して、ビットコインへの間接的投資を行うことを検討している」という。

また、GBTCへの投資割合について、GBTCでビットコインへのエクスポージャーが運用資産の15%以上を超えないと設定した。現在、Miller Value Fundsの運用規模は昨年12月31日付けで22.5億ドルに及び、15%の計算だと、最大約3.4億ドルはGBTCに充てることができると考えられる。

また、ミラー氏はビットコインの早期投資家で、これまで「ビットコインの価格が上昇するほど、ビットコインの保有は、より安全な投資判断になり得る」などの強気発言をし、先日公開した第4四半期レポートで<a href=”MicroStrategy社が実行するビットコイン準備資産の投資戦略を例に、より多くの機関投資家や企業がビットコイン市場に参入してくるとの見解を披露していた。

実際、MicroStrategy社は3日〜4日、ビットコインを準備資産として保有することを検討する企業をサポートするためにビットコイン投資に関わる企業向けカンファレンスを開催していた。事前に約1,400社の企業がカンファレンスに登録し、イスラエルやスイス、ブラジル、イタリアなど少なくとも16ヵ国の一般企業が参加したという。参加規模からビットコインへの関心度が高まっていることは見て取れる。

なお、現在グレースケールのGBTCで運用されるビットコイン数は、64.9万BTCで244億ドルに上る。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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