ステラ(XLM)ブロックチェーン、ステーブルコインUSDCとの統合が完了

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ステラ上でUSDCが利用可能に

2日、ステラブロックチェーンへのUSC Coin(USDC)の導入が予定通りに行われたことが、開発を行うステラ開発財団によって発表された。希望するユーザーはステラブロックチェーン上のUSDCを取引することが可能になる。

USDCは時価総額でUSDTにつぐ米ドルのステーブルコインで、米サークル社が発行を行っている。2020年10月に、暗号資産(仮想通貨)ステラルーメン(XLM)の基盤であるステラブロックチェーンがUSDCを導入するインフラとなることが発表された。

ステラのUSDCはイーサリアム上で発行されているUSDCと同じように利用可能で、サークル社の口座サービスにて送金や保管、ブロックチェーン間の交換等が利用できる。ステラ側でもステラの分散型取引所やウォレットで既に利用可能だという。

また、サークル社の提供するAPIを利用し、取引所やウォレットはステラのUSDCへの対応を簡単に行うことが可能となる。

ステラ開発財団のCEOであるDenelle Dixon氏は「今回の統合がステラエコシステムの成長に向けた原動力になると信じる」とプレスリリースで語った。

ステーブルコイン市場の成長

ステーブルコインは依然としてテザー社のUSDTが大きな市場シェアを占めており、仮想通貨市場全体の盛り上がりを受け、発行量が増加する傾向にある。

複数のブロックチェーンのサポートは、多様性の向上やイーサリアムの手数料高騰への対応策として推進されてきた。シェアトップのUSDTでは、これまでオムニやイーサリアム、トロン、EOS、OMG等で発行されている。

一方、USDCはイーサリアムや今回のステラのほか、アルゴランドやSolanaなどでも発行される。また、USDCは今年に入ってから既に約15億ドルが新規発行されており、1月時点でおよそ60億ドル(約6,300億円)分が流通しているとのことだ。

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