YFIが20%追加発行へ
仮想通貨DeFi(分散型金融)アグレゲータープラットフォームYearn.finance(ヤーン)ネイティブトークンYFIで、6,666枚のYFI追加発行に関する提案がコミュニティ投票で可決されたことがわかった。
YIP-57: Funding Yearn’s Future has passed with 83.46% of the eligible vote in favor. This YIP is now official and binding. More details will be shared in the future.
A complete description of this YIP can be found below. https://t.co/umzNPL1GnX
— yearn.finance (@iearnfinance) February 2, 2021
YFIは昨年夏にローンチされた際、最大発行上限が3万枚と設定されていたが、コミュニティは開発者とコントリビュータもインセンティブを得られるように追加発行案を1月末に提出。YFIホルダーの投票によって、83.46%の賛成票で提案は可決された。
一方、最終決定までは至っておらず、実行するまではマルチシグウォレットを管理している9名のうちの6名の同意が必要だという。
追加発行案
6,666YFIの追加発行案では、その1/3が主要コントリビュータに向けて分配する計画だが、一回ですべてを配るのでなく、一定のロックアップ期間を設けるとしている。どれにいくら与えるかより具体的な詳細は決定していない。
また、残りの2/3はプロトコルの準備資産に充当し、今後の運営で利用する予定だという。
当初、YFIのインフレーションに関しては、価格に対するマイナスな影響が懸念されていたが、インセンティブを与えることによって、Yearn.financeのエコシステム及びプロトコルが今後も支えられていく見込みがあり、多くの有識者やコミュニティメンバーは同意するようになった格好だ。
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