新たなビットコインETP
スイスの証券取引所SIXが、イギリスの大手仮想通貨投資企業CoinSharesが運用する新たな暗号資産ビットコインETP(上場取引型金融商品)をローンチする予定だ。ブルームバーグが報じた。
上場予定日は19日で、ティッカーシンボル「BITC」で取引される。ETPとは、「上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)、コモディティ上場投資信託(ETC)など、取引所に上場し特定の指標の値動きに連動する運用成果を目指す金融商品の総称」となる。(文章野村証券引用)
ビットコインETPは、現物のビットコインに裏付けられ、カストディ(保管)は「Komainu(コマイヌ)」が行う。Komainuは、CoinSharesと日本の野村ホールディングス、およびデジタル資産のセキュリティ企業Ledgerが共同で設立したカストディアンで、2020年8月より実運用が開始された。
現在、SIX取引所には、複数のビットコインETPが上場、取引されている。21Shares社やETCグループのビットコインETPがその例だ。
ビットコインETPの取引は、現物ビットコインの取引と異なり、ビットコインを直接購入し、管理する必要がないことから、資金管理の不確実リスクを取りたくない投資家にとって利便性の高い投資商品となっている。ETCグループが提供するビットコインETP(BTCE)は、1月最初の11日間において、一日当たりの平均取引高は約72億円に達するなど、需要も増加傾向にある。
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