新たなビットコイン投資信託「OBTC」、フィデリティ仮想通貨子会社がカストディ担当

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ビットコイン投資信託「OBTC」

米国ニューヨークの仮想通貨投資企業Osprey Fundsがビットコイン投資信託「OBTC」を販売し、主要OTC取引所OTCQXで取引される予定だ。

「OBTC」はグレースケールが提供するビットコイン投資信託「GBTC」に類似する商品。現物ビットコインを保管するのは、大手金融機関フィデリティの仮想通貨子会社Fidelity Digital Assetsだ。

OBTCの特徴は低い管理手数料と、ブルームバーグは指摘。ライバルのGBTCの2%管理手数料に対し、Osprey Fundsは0.49%で提供する。グレースケールの2020年Q4レポートによると、グレースケールで提供されるすべての仮想通貨投資信託は計30億ドル以上の資金を吸収していた。Osprey Fundsは機関投資家の高まるニーズに応えるために、より低い管理手数料の商品を提供することにしたという。

ブルームバーグインテリジェンスのアナリストJames Seyffartは機関投資家マーケットの競争について、「グレースケールはGBTCだけで年間約5億ドルが投じられている。ライバルの出現は時間の問題だった」とコメントした。

OBTCの仕組みもGBTCと同様で、適格投資家に特化した商品で、最低投資金額は25,000ドルと設定されている。また、発行されたOBTC株はOTC市場で取引できるまで、6ヶ月〜1年間ロックアップされる予定だ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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