100億円ビットコインの購入
米国大手企業による暗号資産(仮想通貨)ビットコイン投資の事例が相次いでいる。
今回購入を行ったのが、米国の大手保険企業Massachusetts Mutual Life Insurance Co.(MassMutual)で、計1億ドル(約100億円)分のビットコインに投資している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報道した。
MassMutualは1851年に創業された非上場企業で、2019年12月31日付けで5,670億ドル規模の資産を管理。500万のクライアントを有している大手企業だ。
ビットコインの購入に関して、同社は米投資企業「New York Digital Investment Group(NYDIG)」を通して実施した。また、NYDIGの株式の5%も所有しているという。
WSJの報道によると、ビットコインへの投資は「デジタルエコシステムで成長する経済性への有意義なエクスポージャーとなる」、とMassMutualの責任者は語った。
また、NYDIGの親企業Stone Ridge Holdings Group(資産運用会社)のRoss Stevens CEOはMassMutualのビットコイン投資について、「MassMutualは常にイノベーションを促進しているため、保険業界で率先してビットコインに投資することには驚かない」と話した。
Stone Ridgeは10月に、100億円相当の価値を超えるビットコインを購入していた。購入したビットコインは、NYDIGが提供するカストディサービスに預けているという。
また直近では、上場企業のMicroStrategy社が52億円に相当するBTCを追加購入し、これまで計40,824BTCを購入していた。また、同じ上場企業のSquare社も4,709BTCに投資している。
参考:WSJ
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