仮想通貨市場とBTC(ビットコイン)
8日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比-0.17%の199.6万円(19,200ドル)と引き続き高値圏で揉み合っている。
著名アナリストJoshRager氏は7日、海外大手取引所Bitstampで過去最高の週足を閉じたと言及。米大手取引所Coinbaseでは17年12月の過去最高値には一歩届かなかったとした。
11月9日の週足終値は15975ドルだったが、その後18,435ドル、18,192ドル、19,380ドルと高値を更新している。JoshRager氏は、「ビットコインの歴史は、過去最高値を超えて月足を閉じた場合、700〜1000%の上昇傾向が続いた」と指摘。21年に向けた展望に期待を示した。
Every time Bitcoin has closed above the previous monthly all-time high – a 700% to 1000% uptrend has followed
November could be the first monthly close that we see breaking the previous high and historically that’s been a very bullish sign for the crypto market pic.twitter.com/5SBTtE600U
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) November 10, 2020
時価総額2位のイーサリアムのついては、620ドル(64,500円)の上値抵抗線を打破すれば、780ドル(81,000円)の週足もターゲットになるとの見解を示している。ただし、ビットコインが保ち合いを下抜けて急落した場合は連れ安となる可能性が高いため、この限りではない。
Another good weekly close to the upside for ETH
$620s is still the area that price needs to break above, if ETH can break this level – it can really fly
With next targets above $700 and at $780s on the weekly pic.twitter.com/uCeqeTy7dJ
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) December 7, 2020
CryptoPotatoのアナリストOllieLeech氏は、48時間以内に相場が大きく動く可能性があることを指摘。「BTC4時間足をみれば、ペナントパターン内に収束していることが明らかだ。揉み合いの末の強いブレイクアウトが示唆される。」と言及した。
OllieLeech氏は、ブレイク時のターゲットを以下に置いている。
強気ブレイクの場合
(1)19,550ドル
(2)19,920ドル
(3)20,353ドル
弱気ブレイクの場合
(1)18,600ドル
(2)18,270ドル
(3)17,810ドル
仮想通貨の少額決済を日常に
仮想通貨メディアCoinPostは、ブロックチェーンの開発等を手掛けるINBlockchainグループと共同で、合弁会社「Links株式会社」の設立を発表した。
新会社の情報を公開しました!
ビットコイン等、暗号資産のマイクロペイメントをビジネスで活用できる新サービスを日本で提供します。
APPロゴも、ユーザー投票で決めていただく仕組みを採用しましたので、投票のご協力よろしくお願いします!
公式HP: https://t.co/wyDVtsylGm https://t.co/mZPj8g3Xsm— 各務貴仁|CoinPost (@coinpost_kagami) December 7, 2020
Linksの代表取締役CEOにはCoinPostの各務貴仁が、代表取締役COOにはINBグループの日本代表であるSonny Wang(@LinksSonny)氏が、さらに取締役として暗号資産古物商協会監事の岡部典孝(@noritaka_okabe)氏が名を連ねており、さまざまなユースケースが提案される。
Linksでは、ネットワークやアプリ構築を通じ、ビットコイン(BTC)が、日本社会のマーケティングやビジネス運用に幅広く活用される世界を目指す。Linksアプリでは、ビットコインのブロックチェーンとつながる別のネットワークで資産管理を行うことで、手数料無料、即時決済の2つを実現した。
1円以下の価値でも即座に移転可能な「マイクロペイメント(少額決済)」の実現は、ユーザーに対する少額課金はもちろん、募金やチップ、ユーザーの行動を促すインセンティブ報酬などに活かすことができるため、旧来のビジネスモデルを大きく変革する可能性を秘めている。
- 少額決済・募金
- 新たなコンテンツ課金モデル(記事単位・時間単位)
- コンテンツ閲覧や広告閲覧に対する報酬モデル
- 情報・データ提供者への報酬モデル(アンケートやマーケティングデータ等)
- ゲーム等、新たな大会システムの設計
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