米ドル指数が2年7ヶ月ぶりの安値、ゴールドとビットコイン市場で明暗

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米ドルが続落

世界基軸通貨である米ドルが続落している。東京外国為替市場では、ドル円相場は1ドル=103円台までの下落を見せ、2016年以来に103円台をみせた。

円やユーロなど世界各国の主要通貨と比較した「ドル・インデックス(指数)」も、2018年4月以来の安値となる91.7まで低下。新型コロナウイルスのワクチンに対する期待感の高まりに伴うリスク選好や米金利低下などが背景にある。

10月後半から11月にかけ新型コロナウイルスの感染者が各国で再拡大しているほか、米大統領選に関してトランプ大統領が異議を唱えるなど先行き不透明な状況が続いており、米国議会での経済政策議論が先送りとなっていた。

そのような状況にある中、米連邦準備銀行(FRB)ジェローム・パウエル議長が、米議会で12/1〜12/2にかけて証言を予定していることから、金融政策について注目が集まっている。月初に、は合わせて重要指数とされる米国雇用統計指数も発表を予定される予定だ。

オーストラリア・ニュージーランド銀行関係者は、弱気なセンチメントは米国における新型コロナリスクを考慮して、具体的な措置が期待される米FRB議会まで続くと予想している。

INGのストラテジストChris Turner氏とFrancesco Pesole氏は、米国のロックダウン措置やFRBのさらなる量的緩和などを念頭に、米ドル上昇は当面望めないとの見解を示している。

米ドルの影響とビットコイン市場

先日までのドルインデックス低下は、逆相関性のあるゴールド(金)高騰をもたらしていたが、直近ではゴールド価格が1オンス=1700ドル台まで大幅下落している。背景には、世界経済及び景気回復を見越した楽観的な見方が台頭したことなどが挙げられるほか、長期債券利回り上昇や株式市場の高騰で、「安全資産としての金需要の魅力を押し下げている」との指摘も。

一方、ゴールドと比較されやすいビットコインは、米ドルインフレヘッジの観点などから上昇傾向が続いており、25日には史上最高値付近の19500ドル付近まで高騰するなど、明暗が分かれつつある。

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