中国、再びビットコイン高騰を報道
中華人民共和国の国営放送である中国中央電視台「財経チャンネル(CCTV2)」で、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの高騰について再び報じられた。
番組では、「ビットコイン価格が過去50日間で約70%上昇し、17,534ドルに達した」ことを報じた。
CCTV, China’s Official TV Channel: #Bitcoin price surpasses $17.5k, up 70% in less than 50 days. Compared with 2017’s bull market, bitcoin’s network, development and investment eco-system are now far better. The recent rise is driven by institutional funds. pic.twitter.com/yZqzGU5veM
— cnLedger (@cnLedger) November 18, 2020
価格の上昇について、17年の強気相場に比べ、ビットコインネットワークや開発・投資に関連するエコシステム改善が進捗していることを指摘。機関投資家の需要拡大など、相場分析も行った。今年9月には、CCTV2や政府系新聞紙「参考消息」、新華社(ネット新聞)などが、仮想通貨市場は2020年で最もパフォーマンスの良い資産として報じている。
仮想通貨への強い規制
仮想通貨の取引自体を禁じるなど、他国よりも一段と強い規制を敷く中国では異例とされ、報道の意図を訝る声も散見された。
直近では、中国中央銀行(PBoC)が資金洗浄対策強化の一環として、一部の仮想通貨OTC業者の銀行口座やクレジットカードの利用を凍結した事例が確認されたほか、政府系メディア「人民日報」が中国人民銀行の見解として、「OTCを含む仮想通貨の売買サービスは違法である」との見方を掲載している。
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