Galaxy DigitalノボグラッツCEOは、なぜ最初期にイーサリアムやビットコインを購入出来たのか

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ノボグラッツCEO、最初にETH購入した経緯

米暗号資産(仮想通貨)投資企業Galaxy Digitalのマイケル・ノボグラッツCEOが、最初期にイーサリアムを購入した経緯や3年前の強気相場との相違点について、デジタルニュース番組「Nugget’s News」で語った。

イーサリアムの共同創設者であるジョセフ・ルービン氏と大学時代から親交を保っていたノボグラッツ氏は2015年頃、当初ルービン氏が創設したConsenSys社に出資を検討していたが、想像以上に難航してしまう。

その際、ルービン氏によるイーサリアム(ETH)への情熱を知るうちに将来性を感じたことで、ローンチされたばかりのイーサリアム購入を決断したという。

さっそくノボグラッツ氏は、すでに面識のあったイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏に連絡。50万ETH分をわずか99セント(100円相当)で購入した事を明らかにした。1ETH=50,000円近くまで高騰した今でこそ破格の値段に思えるが、当時はその程度の価値しか認められていなかったと言える。

このイーサリアムはその後の2017年の仮想通貨バブルで高騰。大半を売却したものの、現在でもノボグラッツ氏のポートフォリオの15%はイーサリアムが占めている。

ノボグラッツ氏は、イーサリアム購入前からビットコインを保有しており、1BTC=95ドル(約1万円)で推移していた頃投機的に購入していたことを明かした。その後Pantera社のダン・モアヘッドCEOに連絡したところ、ビットコインの将来性について意気投合し、両者とも3万BTCを購入するに至ったという。

マーケットの変化

ノボグラッツ氏はまた、現在の強気相場と3年前の仮想通貨バブルとの相違点についても言及。

「最高のブル・マーケットは、いずれ世界を変えるものの周辺で起きるものだ」と持論を述べた同氏は、2017年時は仮想通貨やブロックチェーン革命を熱狂的に予想する層が多く、アルトコインが供給過多になったと説明。未熟だった市場と規制面から、価格が下がるのは必然だっと述べた。

しかし現在のマーケットは当時より大きく前進し、参加者も成熟しつつある。高度な知識を有した適格投資家や機関投資家が多数参加している点や、仮想通貨銘柄の差別化がなされている点などがプラスに働いているとの考えを示した。

なかでもビットコインは「デジタル・ゴールド」として、投資家のポートフォリオの中で「価値の保存手段」としての地位を確立していると強調。金の時価総額に対してビットコインの時価総額が未だ10%にも及ばない点からも、ビットコインの将来性は高いものであるとの見解を明らかにした。

イーサリアムについては、対照的に投資アセットとしての側面と産業的ユースケースも併せ持つ「銀」のように取引されているものの、いずれは(仮想通貨業界における)「石油」のようになるのではないか、と予想した。

さらにノボグラッツ氏は、大物投資家スティーブ・ドラッケンミラー氏がビットコインを保有している点は「全面的に賛同する」とし、仮想通貨に懐疑的だった同氏の変化について、「優れている投資家は、変わり身も早い」と称賛してみせた。ノボグラッツ氏は「ビットコインなど仮想通貨の真の革命」は今後5〜10年後に訪れると予想している。

参考:Youtube

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