米国初、パスポート費用にビットコイン決済導入事例

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パスポートの取得や更新をビットコインで

米国でパスポートやビザ取得サービスを提供する会社Peninsula Visaが、パスポートサービスの一部に暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)決済を導入したことを発表。大手仮想通貨取引所コインベースの決済部門、コインベース・コマースがBTC取引処理を担当する。

パスポート費用におけるBTC決済導入は、米国で初の事例となる。

現在、以下のパスポートサービスをBTCで支払うことが出来るようになった。また今後一年で、さらに他のパスポート・ビザサービスで決済手段にBTCが追加される見込みだという。

  • パスポートの更新
  • 名前の変更
  • 2冊目のパスポート取得
  • 2回目のパスポート更新

Peninsula VisaのEvan James最高執行責任者は次のように表明した。

これまで、仮想通貨を使用して米国のパスポートに関わる支払いを行うことはできなかった。この決済方法をお客様に提供する国内初の企業になれて嬉しく思う。

これまでになくデジタル化されるであろう、ポスト・コロナの世界を展望すると、旅行者にビットコインを介して支払う機能を提供することは、適切なタイミングだったと思う。

Peninsula Visaは、1975年にシリコンバレーの航空券手配会社として設立され、アメリカ全国の顧客にサービスを提供している。

旅行・航空業界で広がる仮想通貨決済

旅行業界でも、仮想通貨決済を導入する企業が少しずつ増えている。

2019年11月には、ドイツの航空会社Hahn Airが初めてブロックチェーンで航空券を発行し、現金、クレジットカードの他に、仮想通貨(ETHまたはLIFトークン)での支払いを受け付け開始した。

LIFトークンとは、Hahn Airにブロックチェーン・プラットフォームを提供するスタートアップWinding Tree社が発行するイーサリアム基盤のトークンである。

また同じく昨年11月、仮想通貨で宿泊料金を支払うことができる旅行プラットフォームTravalaが、大手宿泊予約サイトBooking.comと提携、230か国以上の宿泊先を仮想通貨決済により予約することができるようになった。

200万件以上のホテル予約を、20銘柄以上の仮想通貨で行うことができるという。

参考:Peninsula Visa

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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