大統領選の結果記録にブロックチェーン
世界的通信大手のAP通信が今年の米国総選挙の結果記録でイーサリアムとEOSのブロックチェーンも活用することがわかった。
2020年の大統領選および連邦議会の選挙は米時間3日に開始し、今も全国での投票が続いている。AP通信では、信頼できる国および州ごとの投票結果の収集や配信にブロックチェーンを用いて、各州で選挙結果を記録し配信するシステムを運用する政府部門や個別団体の開発者に向けた新たな独自APIの提供も行う。
ブロックチェーンを活用した投票結果APIでは、OSのブロックチェーンを利用するウィキペディアのフォーク版サイト「Everipedia」の「OraQle」ソフトウェア(オラクルツール)を利用し、選挙の結果を認証。結果の発表をイーサリアムとEOSブロックチェーンのアカウントで配信する。
AP通信のAPIを利用する開発者は、各スマートコントラクトを利用することが可能で、自社サービスへの連動にも幅を持たせる。今回の利用例については、AP通信は自社のサイトで配信情報の取得方法や、各ブロックチェーンアカウントを掲載している。
参考:AP通信
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