マネータップに出資
サンフランシスコを拠点とする決済企業のリップル社が、日本のマネータップ株式会社への出資に参加する。
マネータップは、リップル社が以前より関係を深めてきたSBIホールディングスの子会社。リップルが保有する技術を用いた次世代決済基盤の開発で決済の24時間化・リアルタイム化を推進してきた。
今回の出資では、「少額集金サービスや法人支払い機能、地域通貨Pay、海外送金サービス、インバウンド・アウトバウンド決済サービス、サプライチェーンファイナンス機能」などの開発を加速させる。
リリース文では、「日本の銀行間手数料の高止まりは40年以上是正されておらず、国際的にも特殊な状況にある」と指摘。マネータップを通じて次世代金融インフラを提供する事で、硬直化した既存の決済インフラの料金水準に対して健全な競争原理を働かせ、経済活動の活性化や国際競争力の向上に貢献したいとコメントしている。
リップル社は現在、グローバルな決済ネットワークのRippleNetや、その一部として暗号資産XRPを送金システムに応用したODL(オンデマンド流動性)などのサービスを提供している。
参考:SBIホールディングス
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