ビットコイン、RSIで過熱の兆候
米大手経済誌ブルームバーグが、「ビットコイン価格が過熱気味になっている」と指摘した。
ビットコインは21日、年初来高値を更新し13,000ドルを突破した。急騰のきっかけの一つが、米決済大手PayPalで仮想通貨決済が利用可能になるという報道だ。
こういった市場の動きを受けて、インジケーターのRSI(相対力指数)が80を超えるなど、市場での過熱感を示している。
また、「ビットコインは高」という刺激的なコメントを付けてツイートを行ったBloomberg Cryptoに対し、取引所バイナンスのCZ氏は「ビットコインが130ドルの時に人々がこれを言っているのを思い出した」と返している。
I remember people saying this when #bitcoin is $130. https://t.co/sFHoByKQB8
— CZ Binance (@cz_binance) October 23, 2020
ストラテジストは強気
ブルームバーグ、ストラテジスト(投資戦略専門家)のMike McGlone氏は、「よほど予期せぬネガティブな材料が出ない限り、上値抵抗線を破るのは時間の問題だろう」と期待を示した上、「ただし、19年の最高値(1BTC=14,000ドル)以上を維持するためには、上昇の燃料となる新たな材料が要るのではないか。」との見解を示した。
ビットコインの実需については、ここ数か月でMicroStrategyやSquare社など、上場企業でのビットコイン購入例が報道されており、2017年のバブル時とは、規制面やネットワークの堅牢性は格段に進化している。
参考:Bloomberg
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