USDCの新バージョン
米国発のステーブルコインUSDCが2021年第1四半期に暗号資産(仮想通貨)ステラ(XLM)のブロックチェーン上で発行する予定がわかった。USDCの発行企業Centreが発表した。
現在、USDCに対応しているのは、イーサリアムとアルゴランド(ALGO)の二つのネットワークで、ステラが加われば三つ目のサポートブロックチェーンとなる。
USDCはニューヨーク州の金融規制当局に承認され規制されているステーブルコインだ。ステラ開発財団のCEOを務めるDenelle Dixon氏はCentreとの提携について、「ステラの高速なネットワークを利用することで、USDCの利用者やデベロッパーも恩恵を受ける。USDCはグローバル市場において一定規模の流動性を持っているため、国際送金に最適だ」とコメントした。
Centreの後援企業CircleのCEO Jeremey Allaireは、「ステラネットワークを高く評価し、USDCの統合でステラのエコシステムが拡大することを期待している」と話した。
USDCはテザー(USDT)に次ぐ2番目規模の大きいステーブルコインで、現在の流通数は約28億USDC(約28億ドル)。特にDeFi(分散型金融)セクターの利用拡大がUSDCに対する需要を高めている。
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