TaoTao、バイナンスとの交渉終了
ヤフーグループ出資のTaoTao株式会社は5日、最大手仮想通貨取引所バイナンスと行ってきた、日本市場における戦略的提携に向けた交渉の終了を発表した。
バイナンスは今年1月、TaoTaoと戦略的提携について交渉を開始すると発表。TAOTAO株式会社もリリースで、日本市場における戦略的提携に向けた交渉開始に合意した旨を発表していた。
Z Corporation, a subsidiary of Yahoo Japan, and TaoTao begin negotiations with #Binance for strategic partnerships in the Japanese markethttps://t.co/MdMS4Etele pic.twitter.com/buBKkDTZ7N
— Binance (@binance) January 17, 2020
バイナンスは、日本語でのサービス展開を行っていたこともあったが、「資金決済法に基づく交換業登録を行わず、日本居住者向けに無許可営業を行った」として、金融庁が警告を発出。 これに伴い、バイナンス側は日本語サービスを中止し、日本市場からの撤退を余儀なくされた。
今回、交渉終了となった理由など詳細は明らかになっていないが、日本人投資家からも支持の厚いバイナンスの日本市場再進出の機運は、遠のいた可能性が高い。
なお、9月上旬には、同じく日本市場から撤退したクラーケンの日本法人Payward Asia株式会社が、資金決済に関する法律に基づく暗号資産交換業者としての登録が完了したことを発表。日本市場への再上陸を目指している。
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