オントロジーがダイムラーと提携
分散型サービスを通じて信頼性の高いネットワーク構築を目指す暗号資産(仮想通貨)オントロジー(ONT)が、ドイツ自動車大手のダイムラー(Daimler Mobility AG)と提携したことを発表した。ブロックチェーン技術を導入することで、ドライバーが安全性の高いデジタルドライブサービスを体験できるようにすることを目的としている。
プレスリリースの中で、ダイムラー傘下のブロックチェーンプロジェクト「Daimler Mobility AG Blockchain Factory」がオントロジーと提携し、初コラボとなるモビリティソリューション「Welcome Home」を明かした。
「Welcome Home」とは、「自己主権型に準じる車内の個人化およびマネージメントソリューション」で、ダイムラーとオントロジーが共同で構築した業界初の自動車モビリティブロックチェーンプラットフォーム「MoveX」上の初のプロダクトだ。
MoveXはオントロジーの分散型IDフレームワーク「ONT ID」を利用する。利用者のデータのローミングやシェアリングを強化し、自動車の各サービスプロバイダーのサービス統合を促進する。
「Welcome Home」は自動車の個人体験とデータプライバシー・コントロールのトレードオフを解決し、スマート端末でも利用できるという。
「Daimler Mobility AG Blockchain Factory」の責任者Harry Behrensはこのように提携についてコメントした。
Welcome Homeがモビリティとソーシャルネットワーキングを組み合わせる。
オントロジーの「ONT ID」を利用し、データの自己主権およびプライバシーにユーザビリティを統合している。
オントロジーの共同創設者Andy Jiは提携についてこのようにコメントした。
ダイムラーがオントロジーと提携することで、イノベーションへのコミットメントを証明した。
我々の非中央集権的ソリューションは、セキュリティ、認証技術、および信頼されるデータマネージメントをドライバーにだけでなく、車のエコシステム全体にも適用する。
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