米大物MCが仮想通貨投資へ
米国CNBCの経済番組「Mad Money」の大物MCであるJim Cramerが、財産の一部を暗号資産(仮想通貨)購入に充てる可能性を示唆した。
Cramerは、米市場関係者のサークルで誰もが知っている大物MC。同氏は14日、仮想通貨ファンドのモルガン・クリーク・デジタルのAnthony Pomplianoが主催するポッドキャストに出演し、インフレヘッジの観点から、仮想通貨とゴールド(金)の重要性を語った。
ゴールドはこれまで、インフレヘッジの主流手段として使われてきたが、仮想通貨の代表であるビットコインは「デジタルゴールド」として一部の機関投資家にも注目され始めている。
Cramerは現在仮想通貨を所有していないが、ゴールド保管の欠点について以下のように指摘し、ビットコインに対する購入の意欲を示した。
仮想通貨のハッキングに関するネガティブな話題も耳にするが、それよりもゴールドのデメリットの方が気がかりだ。
ゴールドは金庫から出したら盗まれる可能性があるし、どこで保管しているかを忘れ、私の子がゴールドを見つけられない可能性もある。
そうして私は、仮想通貨を保有する必要性にたどり着いた。今後深刻なインフレが訪れることも懸念しているからだ。
仮想通貨投資がメインストリームに
数ヶ月前には、ヘッジファンド界の大物投資家Paul Tudor Jonesも個人でのビットコイン投資を公表した。個人だけなく、運用するヘッジファンドでビットコイン先物を取り入れた動きも業界から注目されている。
今月15日には、ビジネスインテリジェンスサービスを提供する米ナスダック上場企業MicroStrategyが、16,796BTC(約1.75億ドル)の買い増しを行なったことが報じられた。同企業の所有するビットコインは計38,250BTCにのぼる。
ビットコインへの投資は、米ドルのインフレ回避などを理由に、長期的投資対象として適しているとしている。
参考:Jim Cramer
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