仮想通貨市場反発
週末の仮想通貨(暗号資産)市場は、大荒れの様相。ビットコインが、USD建で一時1万ドルを下回り、その後も弱含みの展開となった。
アルト市場も8月の上昇幅を打ち消す、大幅安となり、DeFi銘柄を中心に好調な相場に利益確定売りが先行した。週明け7日には、週末の下落幅が大きかったEthereum(ETH)が前日比7%高、Chainlink(LINK)が19%高、Polkadot(DOT)が16%高、Binance Coin(BNB)が20%高、NEM(XEM)が18.9%高と旺盛な買い戻しな状況も確認されている。
仮想通貨取引所FTXの時価総額別インデックスでは、基本チャートのビットコインに対して、DeFiインデックス(黄)が大きく売られた展開が確認できた。
CMEのギャップ
週末の変動幅を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物の「窓(ギャップ)」は、200ドルに。先週末の終値10,625ドル(1,129,108円)に対し、始値が10,425ドル(1,107,854円)の大幅な窓(ギャップ)で取引を開始した。
週末に急騰・急落したケースでCMEのチャート上に生じるギャップ「窓」は、その後、窓埋めアノマリーを意識した市場の値動きが度々確認されている。現在の取引価格からは、上下に窓がある状況で、今回形成した上窓(10,425ドル〜10,625ドル)のほかに、9,645ドル〜9,925ドル帯に280ドル幅開く窓がある。
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