Chainlinkノードにサイバー攻撃
仮想通貨Chainlink(LINK)の9つのノード管理者がサイバー攻撃を受けていたことが分かった。
その攻撃は、大量のスパムを送り付けることで、ネットワークの崩壊を目的としたものだった。現在はパッチが当てられ、そうしたスパム攻撃への対策が施されている。
1/ This past Saturday night after SmartCon, someone attempted to spam a select few Chainlink nodes, aiming to disrupt the network through unnecessary on-chain computations
This spam attempt was unsuccessful and all Chainlink oracle networks continued to update with fresh data
— ChainLinkGod.eth (@ChainLinkGod) September 4, 2020
ノード管理者はDeFiプロトコルを支える役割を果たすもので、Chainlinkの中核をなすものだといえる。
8月30日に攻撃が仕掛けられ、被害にあったノード管理者らはおよそ700ETH(約2900万円)を失っていたことが判明。その事情を知る関係者によれば、攻撃者がリクエストを送る過程で、大量のガス代が発生していたとのことだ。
ノード管理者である「Certus One」のCEOを務めるHendrik Hofstadtは、少なくとも9つのノード管理者が攻撃に遭ったことを明かし、Certus Oneはこの攻撃で20ETH(約80万円)を失ったことを明らかにした。
Hofstadt氏は今回の攻撃について、スパムとして認識されるまでに少しリソースが費やされったが、結果としては攻撃は失敗に終わったとし、ネットワークに何ら大きな影響はなかったと述べている。
なお同氏は、今回の事案は、Chainlinkネットワークの堅牢性を明らかにするものだとし、同ネットワークのシステムの安全性が証明されたと結論付けている。
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