「間違った相互監視」

おはようございます、眞殿です。

今、日本ではマスクをしていない人を注意してトラブルになったり、マスクをしていない人がいると警察に通報するなどといった行為が増えています。

これは以前にもお話した自粛警察と同じ考え方で、マスク警察やマスクパトロールと言われているようです。

マスクをつけている人はマスクをつけていない人を見て、自分はこうして予防しているのに、、もしマスクをつけていないあの人が感染者だったら、、との不安の感情が苛立ちに変わるのでしょうが、こうした行動を見て、私は飽き飽きしてしまいます。

「人は人、自分は自分」

なぜそう思えないのでしょうか？

日本人の他人を監視するような、そして常にどこかでお互いを監視しているような感覚や考え方は本当に間違っています。

このような日本独特の相互監視の役割で、日本の治安がある程度保たれていることは事実だと考えられます。

中には、何かしらの悪巧みを考えるようなことがあっても、人の目があるから、、そう思い留まる人もいるかもしれません。

お互いに皆が暮らす日本を良くしたい、自分たちの置かれている環境を保ちたいという思いから目を凝らしているのなら構いませんが、自分と違う行動をしているからといって、人を攻撃するために監視するような感覚は持つべきではないのです。

自分がこうしているから他の人もそうするべきだ、、
それはただのエゴです。

自分はしているのに、なぜあの人はしない？
人それぞれ事情や考え方があるのです。

事実、マスクをつけていない人の中には、視覚、嗅覚、触覚などの諸感覚が非常に敏感になっている感覚過敏という症状に悩まされ、日常生活に困難をきたす人もいるのです。

そのような人に向かっても、マスクをつけろと言えますか？

人は人。

他人は自分の思うようには変えられないのです。

自分と同じように行動することや、何かを人に求めるのではなく、自分が常に正しいといえる行動を続けていく、、

大切なことはそれだけなのです。

眞殿勝年

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