バイナンススマートチェーン、メインネットが稼働

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Binance Smart Chainが稼働に

バイナンスの新たな独自ブロックチェーン『バイナンススマートチェーン』のメインネットが1日、正式に稼働を開始した。

バイナンススマートチェーンのホワイトペーパー(事業計画書)は4月に発表されたもので、独自ブロックチェーン第一号として稼働する「バイナンスチェーン」とは異なり、スマートコントラクト(dApps)および仮想通貨BNBのステーキングを実装した仕様となる。

バイナンススマートチェーンは、Cosmos、バイナンスチェーン、さらにイーサリアムのバーチャルマシンと互換性を持ち、独自トークン標準「BEP2」の銘柄との相互送金(クロスチェーン機能)を可能にする。

また、ステーキングの合意形成は、「Proof of Staked Authority」を採用し、21のバリデータ(承認者)が設けられている。現時点では、まだメインネット上でのステーキングは未実装のステータスにある。

仮想通貨BNBはメインネットの実装を受け、前日比+7%以上高となっている。

DeFiの専門性

バイナンススマートチェーンでは、スマートコントラクト機能の実装や、トークンのクロスチェーン送金機能など、DeFi領域への対応を一つの大きな目的としている。

公式発表によると、すでに一部の主要DeFiプロジェクトが新規ブロックチェーンのコミュニティと連携し、開発を進めている。中には、人気プラットフォームのAaveAaveや1inchExchange、dForcenetも含まれているという。

バイナンスは、取引所機能としても、DeFi関連銘柄の新規上場を加速させている。

過去数日だけで、新興分散型取引所SushiSwapのガバナンストークン「SUSHI」、DeFi向けのWBTC(Wrapped bitcoin)の新規上場のほか、DeFiプラットフォームBalancerLabsのBALトークンとCurveFinanceのCRVトークンの無期限先物も取扱いを開始した。現在、FTXやOKEx、Huobiといった主要取引所で、DeFi銘柄採用の競争が熱を帯びる。

参考:バイナンス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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